コロナで結婚式延期。諦めないなら、悲しむ姿を見せちゃいけない

夕食の後、何気なくインスタを眺めていた。

美味しそうなケーキの写真を見つけて、ハッシュタグをいろいろ辿ってたら、ウエディングケーキの写真に行きついて。そのままさらに、ハッシュタグサーフィンをして、素敵な結婚式場の写真を見て。

いつの間にか、泣いてた。

キラキラ素敵な写真ばかりで、最初はただ眺めて楽しかったのに。
「私もこんなところで結婚式したいなー」なんて、つい自分に置き換えて考え始めた途端に、真っ暗になった。

コロナで延期っていうけど、いつまで?
できたとして、そのとき私は何歳?
この写真みたいに素敵な、お城みたいな式場やふわふわなドレスは、もう似合わないのでは?

なのに、検索を続ける手が止まらない。

隣でゲームをしていた彼氏も気が付いた。
突然泣き出した私に最初はびっくりしてたけど、理由を伝えたら、「俺のせいじゃないし、仕方ないじゃん。調べるのやめれば?」って反応。

そうだよー!!
その通りだよー!!

苦しくなるとわかってて見ちゃうのって何なんだろうね。

心のリストカット。

 

彼は最初から結婚式にも指輪にもそこまで興味がなくて、「人並みに一通りできたらいい」くらいのスタンス。でも、こだわりまくる私に対して、「私が楽しそうだから」といって付き合ってくれていた。

婚約指輪を決めるときだって、十件以上もの指輪屋めぐりに付き合って、お店でも退屈そうにしたりしないで一緒に話を聞いてくれた。そうしているうちに彼もダイヤに詳しくなって、こだわりなんかも出てきて、最後は真剣に選んでくれた。そういうのが嬉しかったし、それでよかった。

私が楽しそうにしている限り、きっと彼はいくらでも付き合ってくれるし、少しは一緒に楽しめる。

けど、私が悲しそうにしてしまったら、彼は何もできないんだな。そりゃそうか。

結婚式を「人並みに一通りできたらいい」という彼は、コロナで結婚式を挙げない人のほうが主流になったら、自分たちもやらなくてもいいやと言い出しかねないなと、ふと思った。

それでも結婚式を諦めないためには、私が楽しみ続けなきゃいけないんだ。楽しそうに準備する姿を彼に見せ続けなきゃいけないんだ。彼の前で泣いてしまったのは、不可抗力だけど、失敗だったと反省。

また明日から、なんとか前向きになれるように、いまこの状況下でも楽しめる方法を、考えます。