コロナで結婚予定を先延ばしにするうち、彼ともすれ違い始めてしまった
たまには弱音と愚痴を。
最近の私は、まるで「長年付き合っている彼氏に、そろそろプロポーズをされたくて結婚の話をちらつかせるも、スルーされてもやもやしている彼女」になったような気分だ。
とっくに婚約しているはずなのに、おかしいな。
コロナによる結婚延期は、「楽しい準備期間」のはずだった
彼氏と結婚をするつもりで一緒に住み始めたものの、コロナもあって思うように動けず何も話が進まないまま、同棲開始から1年が経った。
コロナで結婚式の目途が立たなくなったことについて、当初私は、かなりポジティブに捉えていた。
結婚指輪も結婚式場もこだわって選びたかったから、情報収集に充分な時間が取れるようになって、むしろラッキーだと思っていた。お気に入りの婚約指輪を半年やそこらでお蔵入りさせるのはもったいないと思っていたから、婚約期間が延びて長く着けられることが嬉しかった。ブライダルエステをコースで通いきれるだけの時間的余裕があることに安心した。彼と一緒にテレビの歌番組を見ながら、結婚式で使えそうな曲をメモしていくのも楽しかった。
奥さんではなく、花嫁さんになるための準備。そんな今しかできない浮かれた楽しみを、せっかくだからゆっくりと、存分に味わおうと思っていた。コロナによって先が見えないこの時間を、「何もできずに終息を待つ時間」ではなく「丁寧に時間をかけて楽しむ準備期間」にできると思っていた。
結婚をコロナで延期している間に、先に決めておきたいこと
コロナによって先が見えないこの時間を、「何もできずに終息を待つ時間」ではなく「丁寧に時間をかけて楽しむ準備期間」にしたい。彼氏にもそう話して、とりあえず最初に決めるべきことを2つ挙げた。
・結婚指輪は、いつから着けるかは別として、いまのうちに決めて買っておこう。
・結婚式をやれると思ったときに、すぐに見学&契約できるように、式場の候補はいまのうちに決めておこう。
ちなみに、両家の挨拶や顔合わせはもう終わっていて、彼と私はすでに引っ越して二人暮らしをしている。
入籍日については、保留である。できれば結婚式と同時にしたいと思っていたのだけれど、コロナで結婚式の目途が立たなすぎたら、入籍だけでも先にと考えなくはない。ただその場合、節目として、せめて入籍日の翌日から結婚指輪をしたい。だから入籍日については、結婚指輪を決めてから、そのあとで相談するつもりだった。
すれ違いの正体
コロナの終息の目途は一向に立ちそうにもない。
いまのうちに決めることとして、結婚指輪と結婚式場の二つをテーマに挙げたけれど、彼は、いつまでに決めないといけないという締め切りがないままでは、なかなか本気になれないようだ。
彼自身が子供のころ夏休みの宿題を最終日にまとめてやるタイプだったこともあるし、指輪や結婚式にあまり興味がないこともあると思う。「まだ時間があるからゆっくり考えよう」とばかり言うようになった。
昔は二人で一緒にゼクシィを眺めていたはずなのだ。いつの間にか、ゲームをしている彼に「この指輪どうかな?…後でいいから、見てほしい」と声をかけてゼクシィのページを開いておいておくようになった。わかったと言われて、あとで気づいたときには本が閉じていたから、読んだのかと聞いたら「邪魔だったから閉じちゃった。どのページだっけ?」と返される。これを何度か繰り返して…
…彼も面倒くさそうにしていたし、私もこのままでは彼を嫌いになってしまいそうになったから、黙った。
取っておいたゼクシィを全部捨てて、新しい号も買わなくなった。しばらくは結婚に関する話題を私から何も言わないでおこう、と思った。そして、彼から話題にしてくれるのを待とうと…しかし彼からは当然何もなく…
これが最初に書いた、「長年付き合っている彼氏に、そろそろプロポーズをされたくて結婚の話をちらつかせるも、スルーされてもやもやしている彼女」のような気分の正体である。どこで失敗したんだろう。
悪いのは、浮かれた私だった
思っていることがある。入籍については結婚指輪を決めてから考えよう、と言ったのは失敗だったかもしれない。
そもそも結婚をしようと先に言いだしたのは、彼のほうだ。しかもそのとき、「君の年齢もあるし…」と言ったのを私は覚えている。私自身は当時、周りも結婚してない友人のほうが多かったこともあり年齢なんてほとんど気にしていなかったのに、彼がそれを言ったのだ。
私の年齢を気にするのなら、将来的な家族設計とかを考えても、いつまでもコロナ終息を待てるわけではないはず。結婚式や結婚指輪に興味がないのは仕方ないけど、入籍とか将来のこととかは、彼も考えてくれないと困る。なのに今は、「コロナだからまだ無理だね」の一言で思考が停まっている。
しかし。
「結婚指輪はこだわって選びたい」上に、「入籍については結婚指輪を決めてから考えよう」と言ってしまったのは私で、それでは指輪が決まるまで、彼からは入籍日の話題なんて出しにくいだろう。
それだけではない。
当初、結婚式と同時に入籍がしたいといったのは私だ。
結婚式より前に子供は欲しくはないと言ったのも私。
私が、結婚式や結婚指輪のことで夢いっぱいだったから、結婚式まではリアルな生活ではなく浮かれたプレ花嫁で過ごしたいとそう言ったから、彼は私が満足できるまで、急かさずに待ってくれているのかも。彼の態度を好意的に捉えれば、そうも思える。
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