結婚式では父親とバージンロードを歩かず、はじめから二人で入場したい

味方でいてくれると思っていた父親からはっきり、「コロナは終わらん、披露宴は諦めろ」と言われた件について、もう少し書き足したい。

この発言によって、ひとつだけ収穫もあった。
結婚式が行えたとき、その演出についてである。

もともと私は、できれば父親とはバージンロードを歩かず、式の初めから彼氏と二人で入場したいと思ってた。
親との関係がそんなに良くないのもあるけれど、もちろん理由はそれだけではない。

いままで出席した結婚式の多くで、式の最初に扉があいて、カチコチに緊張した新郎一人が登場したときに、なぜかゲストから笑いが起きることが多かった。幸せな笑顔の笑いではなく、少しだけ馬鹿にしているようにも聞こえるくすくす笑い。学生時代に友達の少なかったタイプの私は、他人のこの笑い方が苦手なのだ。(陰口を言われているような気がして…ほとんどは被害妄想なのだけど。)ゲストにそんなつもりはないはずだと、頭ではわかっている…でも、新郎がいじられキャラの男性であるほど、笑いが起きやすいのも気のせいではないと思う。

だから私が結婚式をするときには、新郎が笑われることのないよう、最初に扉があいたときから、彼と私が二人で腕を組んで登場できたらいいなと思っていた。経験上おそらく、新婦がいれば、くすくすと笑われることはないから。

けれど一方で、一人娘の結婚式で、父親にバージンロードを歩かせないなんて、さすがに父親に悪いかなという躊躇もあった。

でも。
父親が、結婚式ができないつもりでいるのなら。
バージンロードを娘と歩く機会がないと思っているのなら。
もし結婚式ができたときには、父親の出番がどうこうと考えず、好きにやらせてもらっても大丈夫だろう。

…いつまでもうじうじしていられないから。
なんとかポジティブに捉えられる要素を探して、婚約中だけのワクワク感を思い出そうとしているところです。