VENUS TEARSの店長さんは知識もセンスも最高だった

2021年7月1日

婚約指輪探し8件目は、ネットで見つけたブランド、VENUS TEARS。

こちらはショッピングモール(東急プラザ銀座店)の一角にあるお店。他のブランドでは、せっかくだし特別感を味わいたくて、できるだけ路面店を回っていたのだけど、こちらのブランドは、日本には路面店がないそうです・・・。

でも、商品が展示されているカウンターをテーブル代わりに、椅子もお茶も出してくださり、意外とゆっくりと話を聞くことができました。

出典:https://www.venus-tears.jp/

ダイヤの蛍光性

これまでいろんなブランドを回って、それぞれでダイヤの説明などはさんざん聞いてきたつもりだったけれど、ここでまだ初めて聞く話がたくさんありました。とにかくいろいろなことを教えてくれて勉強になる!

ひとつめは、ダイヤの「蛍光性」について。

天然ダイヤの中には、特殊な紫外線を当てると、青く光るものがあるんだとか。一般には青くならないもののほうが価値が高いとされているそうですが、人工ダイヤでは青く光るものが作れないので、青いほうが天然本物の証とわかっていい!とあえて選ぶひともいるらしい。

実際にその光を当てて見せてもくれました!しっかり青く光ものからほんのり青っぽくなるもの、全く透明なままのもの・・・ぜんぶ本物のダイヤなのに全然違って不思議!!蛍光性の説明をしてくれたのは、たくさんのブランドを回った中で、ここビーナスティアーズだけでした。

ダイヤの鑑定書

ダイヤの鑑定書についても新しい知識が。

だいたいどこのブランドでも鑑定書はついているのですが、鑑定機関はいろいろあって、特に多いのは日本の「中央宝石研究所」か、アメリカの「GIA」のどちらか。この二つの一番の違いは、英語か日本語か・・・ではなくて。

鑑定書番号がダイヤ本体(ガードル部分)に刻印されるかどうか!!

GIAは刻印される、中央宝石研究所はされないそうです。鑑定書番号がの刻印があると、輸入・制作過程でダイヤが偽物に替えられる心配などがなく、万一盗難にあっても、鑑定書番号で持ち主がわかるので戻ってくる確率が上がる!!

それを理由にビーナスティアーズでは、GIAの鑑定書を採用していて、購入時には顕微鏡でその刻印をはっきり確認させてくれるそうです。写真も撮れるらしい!(※スタージュエリーでは、ルーペでも刻印が見えると言っていました)

個人的には、GIAの鑑定書のほうがいいなーと思いました。

デザインの選び方

デザインの選び方についても面白い視点が。

一般的に、ザ・婚約指輪!とイメージする定番の形は、石座(ダイヤの土台部分)が高めのものだと思うし、ティファニーセッティングに憧れていた私としては、そのイメージが捨てがたい。

でも他のブランドでは、「石座は低めのほうが、指と馴染むのでぶつけたりひっかけたりすることが少なく、日常生活で使いやすいですよ!」と勧められることが多くて、迷っていた。

でもここではじめて、「石座の高い指輪なんてこんなときしかつけられないんだから、せっかくだし高いほうが良いじゃない!」「ぶつけるなんて指輪着けたまま何するの?何かするときには外すのでしょ?なら大丈夫よー」と・・・背中を押していただきました!

なにより、結婚指輪の重ね付けを考えた時に、石座が高いほうがいいこともあるんだとか!石座が低いと、枠をはみ出た分のダイヤがぶつかって指輪に隙間が空いてしまうけれど、高ければそこがぶつからないから、指輪がしっかり重なる!なるほどー!!

石座の高さによる重ね付け比較

 

店長さんが素敵

接客してくれたのは店長さんだったのですが、とにかくとーっても詳しくてセンスのある素敵な方でした。ジュエリーショップというよりは、宝石商という言葉が似あうような印象の女性。販売だけでなく、お客様からの声を活かして指輪のデザインをすることもあるそうで、とにかくすごい方です。

商品もデザインが幅広く豊富にあるため、たとえばこういう組み合わせだとー、でもこうだとー、とわかりやすい実物見本を次々出して説明してくれるので、どの説明もすごくわかりやすかったです。

組み合わせのセンスも抜群で、もし婚約指輪を他で買ったとしても、結婚指輪を考えるときにまた「この婚約指輪と重ね付けが合う&彼の指にも似合うには、どんなの指輪が良いと思いますか?」って相談に来たいなーと思いました。

さいごに

ブランドのというより、店長さんのファンになってしまった♡

ブライダル以外の、ファッションリングも売っていたら良いのになぁ・・・。絶対行きつけになるのに。